2020年で創業60年を迎えたサンリオ。60年の間に400以上のキャラクターを生み出したサンリオの歴史は、そのまま日本のカワイイ文化の歴史と言っても過言ではないでしょう。 いまや「カワイイ」という言葉は世界で通用するワードです。 本展では、サンリオ創業以前の歴史から紐解いていき日本が産んだカワイイ文化の成り立ちや、発展について、サンリオの目線で掘り下げていきます。発信側だからこそ、明らかにできる企画意図や苦労話など、ファンが知りたがっているコンテンツを多数表示、また、企業としてサンリオがどのような戦略でファンシービジネスを築きあげていったかもわかる展示イベントになっています。
⑴いちごから始まった「カワイイ文化」。
日本のファンシー文化のヒミツを探る。
「人を感動させる」サービスから始まったサンリオのカワイイ文化。「ギフト」を通じて人々の「気持ち」を媒介する独自の手法をとりました。他社のファンシーグッズとは一線を画する独自のサンリオスタイルのヒミツをさぐります。
⑵キャラクターの誕生
オリジナルキャラクターが生まれた背景は?サンリオデザインのヒミツは罫線にある?!なぜアーティスト性はいらない?作家性を排除したデザインとは? なぜ、ストーリーをもたないキャラクターに人気がでるのか?すべての判断基準は「カワイイ」かかわいくないか?サンリオキャラクター誕生の過程を掘り下げます。
⑶サンリオキャラクターズ
1980年代、世の中にキャラクターが溢れかえった時代。その中で行われた熾烈な生き残り競争。みんなに人気のあるキャラクターから、自分だけのキャラクターが欲しいという志向性へ変化しました。サンリオはいかにしてキャラクターを育てていったのでしょう?
⑷カワイイという感覚はすべて「いちご新聞」が教えてくれた
子どものころ、一度は手にとったことがある「いちご新聞」。いちご新聞を通じてファンに訴えたかったこと、ファンにとっていちご新聞とはどういう存在だったのか?往年の記事を中心に、サンリオファンといちご新聞およびサンリオとの関係性を、ショップやグッズのエピソードとともに紐解いていきます。
⑸大人が好きになってもいいの?? ハローキティが起こした価値観の革命
ハローキティブームは単なるブームではなく「しくまれた革命」だった! キティブームの本当の意味合いとは?なぜ45年以上ものあいだハローキティは No.1キャラクターでありつづけられたのか?ハローキティを通じて、サンリオキャラクターが長く愛し続けられるヒミツを解説します。
詳しくは、公式ページでご確認ください。
サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史
■会期:2021年4月24日(土)→6月12日(土)
<会期中無休> 開館時間 10時~19時30分
ただし、最終日6月12日(土)は18時閉館(いずれも入館は閉館30分前まで)
■入館料[税込]
一般 1,300円(1,100円)/高・大生 1,000円(800円)/小・中生 600円(400円)
グッズ付きチケット2,000円(1,800円) 未就学児以下無料
小学生以下のお客様は保護者同伴でご入場ください。
■主催:CBCテレビ、松坂屋美術館
■著作制作:サンリオ
■企画・制作協力:TMエンタテインメント