本展では、草間氏が制作した約400種類の版画の中から、
アイコンともいえる「かぼちゃ」シリーズ、
ラメを用いた鮮やかな色彩が特徴の「Papillon (I)」、
女性の象徴として描かれた「野に忘れた帽子」など、
魅力的な作品を展覧いたします。
草間彌生について
草間彌生氏は1929年に長野県松本市に生まれました。
幼少期から幻覚や幻聴に悩まされながらも、
芸術への強い信念を持ち続け、
世界を舞台に作品の制作に取り組んできました。
草間氏の作品には、網目模様や水玉模様をモチーフとした
絵画、ソフト ・ス カルプチュア、インスタレーション、ハプニング、
ボディペインティングなど、革新的な表現が見られます。
現在では、世界的な前衛芸術家として国内外で高く評価され、
その地位は揺るぎないものとなりました。