052-251-1373
スクエアのコンセプトにより、店内は中庭に向かって全面ガラス張りの開放的なスペースとなっております。また、隣接する「七寳藏部」には、安藤七宝店代々の貴重な七宝を展示しており、スクエア内でお買い物をされた方は無料でご覧いただけます。ぜひ、「名古屋クロイゾンスクエア」にて、都会の喧騒を忘れ、ゆったりと落ち着いた時間をお楽しみくださいませ。尾張七宝の代表的な技法である有線七宝とは、金属に銀線を植線し、ガラス釉薬を焼付けたもので、天保年間に尾張海部郡(現在の愛知県海部郡)の梶常吉によって、その技法は確立されました。その後、19世紀後半の科学技術の発達や、美術工芸を取り巻く意識の高まりにつれ、七宝の技術・意匠も急速な発展を遂げました。美術界において、欧米を中心にジャポニズムの動きが興ると、世界各地で開催された万国博覧会では日本の七宝の品々は、その巧妙さ・精美さで、他の追随を許さない、日本特有の工芸品として、世界的に高い評価を受けることになります。日本文化の華として世界を魅了した、最高級の美術品としての七宝の魅力は、国内外の美術愛好家だけでなく、生活のあらゆる品々の装飾としても浸透しています。七宝独特の、ガラスのきらめく様子や、折り重なる色彩の深みは、観る人の心をとらえてはなしません。安藤七宝店は明治13年(1880年)創業以来、万博など海外・国内で多くの賞を受賞し、明治33年には宮内省御用達を拝命いたしました。
19世紀後半から、日本の美術工芸の花形として欧米で紹介され、その美しさで世界を魅了した七宝。安藤七宝店の作品も「J・ANDO」の名で多くのコレクターの寵愛を受けました。 その七宝の名品の数々は、科学・経済の発展した現代でさえ再び製造することは困難であるとされています。当社代々の七宝作品、収集してきた国内外の七宝作品の数々は、大正期に当地に建てられた蔵の中で大切に保管され、その貴重な七宝の名品を広く皆様に公開しご覧いただくため、 「七寳藏部」は造られました。開館時間:11:00-17:00休館日:月曜日(および展示替え期間中、安藤七宝店休業日)【 入館料 】 大 人 300 円 / 学 生 200 円 / 中学生以下100 円(クロイゾンスクエア内で商品ご購入の方は、当日限り入場無料)