本展では、1980年代の初期から近年までの作品を、作家を紹介する序章および3章の計4章で構成します。古今東西の名画に福田ならではのユニークな視点で向き合った作品から、国内外の時事問題をテーマに鋭い視点で切り込んだ作品まで、約50点で福田美蘭の世界観を紹介します。本展のために新たに制作された、現在の世界情勢を映した新作も公開予定です。
名古屋市美術館では、1992年に福田美蘭と森村泰昌の二人を迎えて展覧会を開催しました。本展は当館にとっては約30年ぶりの機会であり、福田の個展としては中部地域初となります。常に私たちの視覚、思考を刺激し、常識を覆すような見方や楽しさに気づかせてくれる福田美蘭の作品は、混沌とした時代を迎えている現代を生き抜く知恵とエネルギーを与えてくれるでしょう。
展覧会名:開館35周年記念 福田美蘭―美術って、なに?
会 期:2023年9月23日(土・祝)~11月19日(日)
休館日:月曜日(10月9日は開館)、10月10日(火)
開館時間:9:30~17:00、11月3日を除く金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会 場:名古屋市中区栄2-17-25 芸術と科学の杜・白川公園内
主 催:名古屋市教育委員会・名古屋市美術館、中日新聞社、東海テレビ放送
後 援:JR東海、名古屋市立小中学校PTA協議会
協 賛:DNP大日本印刷
協 力:名古屋市交通局、国際デザインセンター